呼吸法の生活化
呼吸法を身につけるのは、何もヨガや気功、瞑想の時に行うという事に限ったことではありません。
「生きていることを全部呼吸法にすること」という立場で自分で工夫して世界を開いて行く、生活化することが大事だと、以前、龍村先生が日経新聞に「ウォーキング呼吸法」ということで紹介されています。
別に難しいことではなく、歩いているときに「吸って、吸って、吐いて、吐いて」と、動作と呼吸を合わせる、それだけなんですけど、そういうことを意識して歩くのと、そうでないのとでは全く違う。階段を上がるのでも、動作とリズムを合わせてサッサと上がっていくと、結果が全く違うということですね。
そんな風に呼吸を意識して生活に取り入れると、特別なことをしなくていいから楽だし、生活の中に発見があって、自分のものになっていくという事です。
また、リズミカルに呼吸を続けていくと、自然に副交感神経の働きが高まってきてリラックスできます。
自律神経の働きを良くするのには、嗅覚を刺激し、直接脳に伝わるアロマテラピーの力をかりるのも良いでしょう。
アロマの精油などで好きな香りを嗅いでいると、自然と呼吸も深くなっています。
呼吸に意識を向けることで、自分の呼吸に気付け、自然に深い呼吸ができ、またデトックスできて、リラックスできて、からだの循環が良くなる。呼吸を生活化していくことで、セロトニン(幸せホルモン)を出して今ある幸せにも気付けるようになります。
今日から是非、呼吸法の生活化を意識していきましょう。